
香港の街並みを想起させる活気ある雰囲気
エントランスから奥のホールへとつながる空間に視覚的な広がりを持たせ、来店者が自然に引き込まれるドラマチックな体験を意図している。
| 所在地 | 渋谷区中心街 |
| 構造 | RC造 |
| 竣工 | 2025年7⽉ |
| 面積 | 75.95㎡ |
東京・渋谷に位置する、香港ローカルの街並みをモチーフとした飲食空間の計画。都市の中にもうひとつの都市を挿入するように、看板や照明、素材のレイヤーを高密度に重ね、内部に擬似的なストリート空間を構成している。
ファサードから店内へと連続する視覚体験を重視し、多言語のネオンサインや既製看板をコラージュ的に配置することで、雑多でありながらも統一感のある風景を創出。天井面には設備や配線をあえて露出させ、光源の色温度や明暗のコントラストによって、時間帯や街の喧騒を想起させる空間とした。
客席はストリートの延長として計画し、小さなテーブルや可動性のある什器を配置することで、高密度かつ流動的な場を形成。視線の抜けや奥行きを意識したレイアウトにより、限られた空間の中でも多層的な広がりを感じられる構成としている。
意図的に「過剰さ」や「混在」をデザインとして取り込み、秩序とノイズのバランスを調整することで、渋谷という都市文脈の中に強い没入感と記憶性を持つ飲食体験を生み出している。




